「大好き」とは言わない妻への愛妻ブログ

お願いしても「大好き」とは言ってくれない妻が「好き」くらいは言ってくれるようになった記録

子どもの成長に合わせた親のギヤチェンジ

親は一貫して変わらない存在であるべきだと思っていました。


どこで聞いたのか、
「親の態度が変わると子どもにとって良くない」
という考え方が、いつの間にか私の頭の中に住み着いていたようです。

親がコロコロ変わると、
子どもが情緒不安定になったり、信頼感が揺らぐ、
と聞いたような聞いてないような・・・


そんな考えに囚われていたもんだから、
よく妻ちんに「甘すぎる!」と怒られたもんでした。


そんなときに出会ったのがこの本。

 

子育ての教科書 ―0歳から大人になるまで親がすべきこと―

子育ての教科書 ―0歳から大人になるまで親がすべきこと―

 

 
簡単に言うと、
親は子どもの成長に合わせてギヤチェンジした方がいい
ということです。


0~6歳、6~10歳、10歳~成人で親も変化するのがいいとのこと。

6歳~というと小学校入学ですよね。

面倒を見てくれる保育園や幼稚園の先生から、
授業を教える・クラスを統括する担任の先生に変わります。

友人も、親や先生が介入しないので自分でバランスを取る必要が出てきます。

また成績という目に見える形で評価がされるようになってきます。


そういう意味ではある程度の人間関係や自分のポジションが見えてくるのが
10歳ごろなのかもしれません。

10歳までは親が程よいタイミングでフォローしてあげると良いようです。

ここで大切なのが、


強制したり、罰を与えないこと。


先日読んだ『選択理論』に出てくるのですが、
人は誰しも、自分の大好きなもので作った最高の世界を頭の中に作っています。

ここでは「上質世界」と呼んでいました。

この理想的な世界に入っているモノや人物は特別で、
そのためなら熱中できるし、その人が言うことは思わず聞いてしまう。

6歳までの子どもの上質世界にはほとんどのケースで親が入っているそうです。


では親の言うことを全く聞かなくなり、
口も聞きたくないと思うほど関係が破たんする親子はどうなのか。

それは、子どもの上質世界から親のイメージ写真がはぎとられた証拠とも言えるそうです。


では子どもにとって都合のいい親を演じていればいいのかというと、
それも違います。

子どもにとって、親は子ども自身の将来像とも言えます。
親が心から輝いて生きていれば、それだけでいつまでも上質世界に入っているでしょう。

そして、
子どもが守りたい、挑戦したい、憧れる、そう思うものを
大切にしてくれる親ならそれもまた上質世界に入り続けることになると思います。


受け入れがたいことであったとしたら、
それを拒絶するのではなく、
「私はこう思うから心配だ」「聞いた話ではこうだからおまえのことが気になる」
など意見として伝えられるとベター。


なんにせよ、子どもが本当につらい時に
それが言える関係性を保てるかどうか。

家事や家計、親の人間関係にはできるだけ早く余裕を作り、
子どもの持つイメージに良い影響を与えられるといいですね。


そのためには色んなことを学んだり、相談したりできる場があるといいなと思います。
私ももう少し余裕を持たないと。