「大好き」とは言わない妻への愛妻ブログ

お願いしても「大好き」とは言ってくれない妻が「好き」くらいは言ってくれるようになった記録

家族であることを優先する「解決サークル」という考え方

春ですね~
生命の息吹とともに、
人間関係も少なからず変わる時期です。

我が息子ちんもクラス発表前で不安定な日々をすごしています。
ちょっとしたことで怒るし、すねるし、だだをこねる。

そうやって不安と闘いながら成長していくんですよね。
また素敵な一年になることを願っています。

そんな落ち着かない息子ちんに対して、
私たち夫婦も少し成長しようとしています。

それは、

家族であることを優先して考える「解決サークル」

という考え方の導入です。

本で読んだだけですので追々勉強していこうと思いますが、
根本的なところが気に入ったので導入を目指しています。

(もちろん妻ちんに面と向かってこんな話をしても、
眠たそうにされて違う話題にすり替えられるのがオチですので、
実践を中心に取り組んでいきます。)

 

家族であることを優先する、という意味

さて、最近夫婦関係でイラッとしたことを思い出してください。
そんなとき、まず何を考えますか?

「腹立つ!文句を言ってやろう。謝るまでゆるさないぞ!」
と怒るでしょうか。

「はぁ~またか。ま、いつものことだから諦めてるけどね」
と自分で処理してしまうでしょうか。

「本当にこの人イヤだ。なんでこんな人と一緒になったんだろう」
と落ち込むでしょうか。


多くの人はイラっとくると、
・相手を下に見たり、コントロールしようとするタイプ
・がっかりしたりショックを受け、諦めたり落ち込んだりするタイプ
の2通りの反応をします。


どちらの反応にせよ共通しているのは、
パートナーの行動に納得いかない
ということです。


パートナーに自分の思うように動いてほしいと思うからこそ、
怒ったり落ち込んだりといった行動を選ぶのです。

では、怒ったり落ち込んだりといった行動を選んだ結果、
パートナーの行動が思うように変わらなかったら・・・

夫婦関係がますます悪化していく負のスパイラルに陥りますね。


そこで大切なのが、
どんなことをしても人の心は変えられない
という原則です。

怒ったりスネたりしている相手をみて、
何かをしてあげようと心から思う人はほとんどいません。

逆にいえば、
どんな状況でも自分の心や行動は選べるんです。


ユダヤ人の心理学者がナチスに捕らわれ、家族や友人も失い、
回りにいる人間もどんどん無気力になっていく中、

自分はこの体験を世界に伝えるために本にするんだ

と心に決めたことで前を向き続けた人もいるのです。


私たちは夫婦であり、家庭があるから共に暮らしているんですよね。

大前提は

私たちが家族である

ということです。
そのことを忘れてはいけません。

どんなに仕事が大変だろうが、家事育児が大変だろうが、
私たちは家族です。

家族としてより良い未来を築こうと手を取り合ったんです。
その前提をもう一度話し合ってもいいと思いませんか?


私たちが家族で居続けられる。
そう思えるポイントが夫婦それぞれどこにあるのか把握していますか?

あなたにとって家族とはなんですか?

あなたにとって夫婦とはなんですか?

解決サークルという考え方

自分にとっての家族観、夫婦観が見えてきたら、
ぜひそれを伝えてみてほしいのですが、

その前に、「夫婦としてより良くなれるならなりたい」と思っているか確認しましょう。

夫婦のどちらか一方でも完全に冷え切っているなら、
続ける意味はあまりないかもしれません。
ですが、まだ長い互いの人生を考えたら確認すべきポイントではあると思います。


もし互いにより良くなりたいと感じているならば、
透明なチョークで自分たち2人の周りに
1つの円をぐるっと書いていきます。

1つの円の中に2人が入った状態を確認してください。
これが「解決サークル」です。


この解決サークル内では、
互いに夫婦関係を継続することが一番重要なことになります。


夫婦関係を継続するために、
自分が何をできるかを考え話し合います。

相手に何かをさせることはできません。
他人はコントロールできない原則でしたね。

現状相手が何かを出来ていなくても夫婦関係は継続されているのですから、
その批判をやめることから始めることができます。


そこまで確認したうえでパートナーの家族観、夫婦観も聞いてみましょう。

この時に大事なことは、

互いの家族観、夫婦観を否定しないこと

これは事前に約束しておきましょう。
否定がある場では、人は素直に意見を出しません。


子育てでもそうですよね。

お菓子を食べたいという子どもを否定し続けていると、
見つけた飴をテーブルの下でこっそり(ボリボリ音をたてて)食べたり、
子どもが本当に食べたいものを聞き出せなくなり、分からなくなったりします。

互いの意見を出し合う場では、否定しないことです。


互いの家族観、夫婦観がわかったら、

ぜひこの質問を試してほしい。


結婚してよかったと思えることは何ですか?

ムリしてでも1つ挙げてください。
この質問は非常に重要です。

何が重要かって、脳の癖に関係しています。


脳には恒常性(一定の状態に保ち続けようとする仕組み)があります。
これは考えていることにも当てはまり、
相手の悪いところを考えていると、
本当にそのことばかり思いついてしまうのです。

一度、良い面に目を向けることは非常に大切な作業です。


そこで即答する必要はありません。
時間をかけて探すことです。


答えが見えたら、
良い家族であるために自分にできる簡単なことを1つ決めます。


あとはそれを3日ないし、1週間続けることを約束します。
もちろんできなくても責めません。


この解決サークルで痛烈に感じることは、
責められないことがとんでもないモチベーションになることです。

続かなくても今まで以上に良い関係になる可能性が高いですよ!

まとめ

人はどんな手段を使っても「心」までは変えられない。
ましてや夫婦ならなおさらお互いを尊重しあう価値があります。

まずは自分が家族観や夫婦観について何を思っているか整理しましょう。
理想に向けて自分ができることを意識するだけでも、
夫婦関係は目に見えてよくなります。

できれば「夫婦であり続ける価値」をパートナーと共有しましょう。

それができたら、
「よき夫婦であるための『解決サークル』をつくります」

ここではよき夫婦であるために、
自分ができることを考え話し合います。
短期間でもいいので公約してみましょう。

それが出来なくても責めないことを約束するのをお忘れなく。
責められない、という前提にはすごい力があることを実感してください。
できなくても、もう一度トライしてみようという気が起きるものです。


パートナーがこういう理論を苦手としている場合。

まずあなたが実践します。
その雰囲気の違いはかならずパートナーにも伝わります。

あるタイミングで、家族観や夫婦観を話し合えるタイミングがきます。
それまでにパートナーがいつもと違うと感じていたら、
少し深い話ができます。

将来どんなふうになっていたいとか、
これからこんなことをしてみたいとか、
とりとめのない話でいいのでしてみてください。

そこから少しずつパートナーの家族観や夫婦観を理解してあげましょう。
それを守り、また責めない姿勢を貫くことができれば、
夫婦関係はいつのまにか協力的になっているものです。

そう、我が家のように。